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2008年8月

24時間TVスペシャルドラマを見て

昨夜、嵐のマツジュン主演のドラマを見てました。

だいたいいつもは、白血病とかガンとかの不治の病になって悲しい結末となるドラマが多かったのですが、今回のは現在進行形というか、ドラマ自体が暗い感じではなく希望がもてるドラマなのがいいなと思いました。

いや、白血病やガンの闘病記ドラマがよくないと言うことではないんですよ。

でもなんか悲しいね~という終わり方だけじゃなくてこんな感じもいいな~と思ったわけで・・。

主人公の病気は、まれに見る特殊な病気だったようですが、夫婦、親子の関係とか、セカンド・オピニオンとか、入院にかかるお金の問題とか、病人の心情や描かれたいろんなものが、もしかしたら誰にでも起こりうる事かもしれないな~と思い、闘病の苦しさも伝えながら、そういった日常的なところが描かれていたのもドラマとしてよかったかな~と思うのです。

こういった闘病ドラマになると、どうしても涙を誘うシーンが多くなるんですが、昨日のドラマは泣くと言うより、これから頑張ろうというシーンが多かったですよね。

このてのドラマは見てて感動はするけれど、治らないと宣告される病気になった本人や両親、妻や夫の気持ちは当事者でないと計り知れないものがあります。けれども昨日のドラマでは、息子・娘をもつ親の気持ちや子供が障害者になって若いお嫁さんの将来を心配する親の気持ちや、夫が病気になりそれを支えていこうという妻の気持ちなどが自分のいまの立場と重なってよくわかりました。きっとそれぞれの登場人物と同じ立場になったら誰でもが思うことなんだろうなと思います。

石原良純さんの「一生懸命生きようとしている人間に対して失礼だ」と言うシーンと台詞も胸を突きました。

世の中には、ガンや白血病のように、ジェットコースターのような人生をかけぬける人もいれば、このドラマの主人公のようにずっと平行線でいつ途絶えるかわからない長い道のりを進んでいる人もいるわけで、そんな闘病生活を送っている人達には希望のもてるドラマだったんじゃないかなと思います。

涙を誘う感動的なドラマもいいですが、現在進行形で頑張っている病気や障害者の、自分も頑張ろうというような感想のドラマもこれから増えてくるといいなと思いました。そうすれば病気を理解し、支えてくれる手ももっと多くなるんじゃないかなと思うのです。

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もう雨いらないよ~

これも一つの地球温暖化の影響でしょうか?偏西風の流れが蛇行しているのが原因とニュースで見ましたが、今週は毎夜のように降る雨で困った状態です。

とくに28日の雷雨は、県西部各地で記録的という、1時間に100ミリを超える雨が降りました。普段はあまり浸水の被害をきかない地域なのですが、今回はあちこちで被害が出ているようです。

農作物にも被害が出ています。

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これ、池じゃないですよ。

これから蕎麦を蒔こうかなと思っていた畑です。

我が家では蕎麦の種を蒔いてまだ全て終わっていないのですが、低いところ(畑)は浸水。幸いまだ蒔いてなかったところもこれじゃいつ乾いて蒔けるようになるかわかりません。既に蒔いて芽が出たところも、昨日の雨がまた追い打ちとなってなくなってしまう危険が出てきました。もしかしたら今年の蕎麦は不作になるかもしれません。

田んぼでは排水が鈍くなり、この時期は水を抜いて稲刈りのために乾かさなければならないのに、逆に水に浸ってしまうところも出てきました。いつもならもう稲刈りが始まる時期なのですが、今年はだいぶ遅れ、稲の品質にも影響が出そうです。

まだ、一晩でかけぬける台風のほうがマシですね。こうも毎日降られると日増しに被害が増えてきます。

でも人間の力なんて小さいですね。困ったといいながらどうするすべもないのですから。

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近くの田んぼの側を流れる川です。

29日の朝に撮ったものですが、土手の上まであと数メートルまで達してしまいました。

この左手には水面よりはるかに低い集落があるのですが、とても怖かったろうと思います。

ジャガイモを掘っている頃はさっぱり降らなくて、ちょっとお湿りが欲しいな~といっていたのに、降り始めるとこうですからね。

日本は四季の移り変わりが美しい国でしたが、なんか最近の日本の四季はちょっと狂ってきてますよね~。

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関口知宏BBSで・・

そろそろなんか書かなきゃなあ~と思いながらサボってたここですが・・相変わらず「関口知宏」の検索で来られる方が多いので、ここいらでまたちょっと関係あるネタで・・・

公式掲示板に、毎週FMラジオで放送の番組「エコトレイン」をレポートしてくれるこまめでとても分り易い文章を書いてくれている方がいるのですが、今週のそのレポートに「蕎麦」の文字を発見。

ジャーナリストでもある四方洋さんがゲストで、蕎麦はエコになるという話らしく(詳しい内容は関口知宏BBSをご覧ください)、そば農家を名乗っていた私としてはウ~ン言いたいこといろいろあったんだけど、先日ここでヘタこいてしまった私・・ちょっと自粛しておりました。

でもやっぱりちょっと言いたいことがあったので、この自分のブログでお話しします。

蕎麦はエコという事を聞いて、蕎麦を作っている本人がエッと思ったのですが、要は休耕地に作物が作られ自給率が上がり、地産地消・・つまり輸送コストがないので燃料も使わず省エネ、しかも健康食ということなのですね。でも蕎麦に限らず、農業は緑を育てて水を循環させてもいるのである意味エコ的な職業なのですけどね。

蕎麦はもともと、お米や麦を作れないような山間地や乾いた土地でも栽培できる穀物として、米が不作で食べるものがないときにも短期間で栽培できる作物としてつくられ、ヒエやアワのように雑穀のなかまで、昔は粗末な食べ物でした。

でもそれが江戸時代屋台のそばとなり、そば切りとして江戸前で高級品になっていった(殿様も食べるようになりました)ために、いまでもお店によっては高級品っぽかったり、駅の立ち食い蕎麦のように手ごろな大衆の食べ物だったりします。蕎麦は高級料理と思っている方もいるようですが、それは都会の老舗蕎麦屋さんで食べるから。田舎に行ったら手ごろな値段で美味しい蕎麦を食べさせてくれるところはいくらでもありますよ。

ラジオでは休耕作物と言われてたそうですが、正確には米の代わりに作る代替作物です。休耕地に作ろうとしても湿地が苦手の蕎麦は水田地などには不向きだったりします。(最近は暗きょという排水設備がされてるので水田地でも作れますけどね。いまは減反政策のために作られているところもあります。)

自給率という話もありましたが、最近は国産への需要も出てきたり、自治体からの助成などもあって蕎麦栽培はちょっとずつ増えてきてはいるんですよ。ただやっぱり需要と供給、収入と支出のバランスが絡んでくるんですね。

近年、国産の蕎麦も見直されて、こだわりをもつお蕎麦屋さんは国産を使ってくださいますが、多くのそばを扱うお店では輸入品に頼っています。その理由の多くは価格の違いで、そば屋さんも採算性を考えるとそうせざるおえないのかもしれません。

じゃ、国産も安くしてあげたらと思うかもしれませんが、私達(農家)も最低限暮らしていける利益はあって欲しいのです。(私達はボランティアではないですから)種や資材代、燃料代などの経費を引いて赤字にならない値段を考えると、輸入品よりも高くなるのが現実です。これは蕎麦に限らず、他の作物でも言えることなんですけどね。

自給率が上がらない要因は、農業が大変という理由だけでなはいと私は思います。政府米が余剰気味とか、野菜が豊作で畑で廃棄というNEWSを皆さん目にしたことがあると思います。実際には余るくらい作られている作物もあるのです。お米などは消費によるものが多いですが、野菜などは価格が落ちるために廃棄するのです。一般消費者の方はえ?捨てるくらいならちょうだい!と思うかもしれませんが、一つの野菜を作るために農家は種や苗を買って、時にはビニールを使って育てたり、病気にならないように農薬を使ったり、出荷の時は袋や段ボール箱などの資材を使ったり輸送するのに燃料を使ったりします。その経費よりも出荷の値段が下がってしまうために、出荷すればするほど赤字が増えてくるのです。(しかもここに人件費は入りません)農家の人だって何も好きこのんで自分の育てた作物を捨てるようなことはしたくないですよ。でもタダであげてしまったら消費が減って更に価格が下がっていく。悪循環するのです。価格暴落を防ぐためにはこうするしかないのですよ。また自給率が低いと言われる麦や大豆などの穀類も、私達作る気持ちはあるのです。でも、粒が小さいとか色が悪いとか、実需者(買い取り側)が選り好みをするのと、海外物とのバランスで価格が下がっていくため、これもまた赤字経営に。(キロあたり数円にしかなりません)いいものを作れば買ってくれますよと言われても、限られた値段では経費もかけられないし、儲けがなければ作る気力は減退します。自給率は作る人と買う人・使う人・食べる人がいて、上がるものだと思います。それぞれがうまくいく循環が成り立たなければ、生産者だけが頑張ってもダメなような気がします。

それから、ラジオでは農村と都会の「二地域居住」して、定年したら農村に比重をおくという提案があったそうですが、かなりの気力とパワーがいると思います。専業農家の人が聞いたら、きっと農業なめんなよ~と言いたいかもしれませんね。

私達が相手にしているのは、動植物です。いのちです。自然です。毎日が同じではなく刻々と変化していくものですから、たまにのぞきに来るくらいでは少しの変化に気づけません。生長の度合いは目に見えるでしょうが、病気になったり生育が悪くても早く気づいてあげられないので、気づいたときには手遅れということもあります。まるで子供を育てているような感じですよね。それに自然は恵を与えてもくれますが、時として荒れ狂ってせっかく育てたものをめちゃめちゃにしてしまうこともあります。天候の状況を見ながら被害を防いであげる事もしなくてはなりません。考えていたよりもずっと簡単なことではないかもしれません。それに農業はじめるには(借地でも)土地を確保しなくてはならない、道具をそろえなくてはいけない。都会の人が農業始めるには準備の段階からいろいろと大変かもしれません。

そして農村生活では、都会では敬遠されていた隣近所のお付合いも大切です。郷に入らずば郷に従えということわざがあるように、そこに居住をかまえたならばそこのしきたりに習わなければなりません。最近TVで各県民の風習がクイズになるように、入ってみるといろんな習わしがあることに驚くこともあると思います。(農村育ちの私がすぐ隣町に嫁いできただけでも習慣の違いに驚いたことがあるのですから・・)冠婚葬祭から様々な行事など、都会では経験のない集会など多々あるかもしれません。初めは煩わしいと思うでしょう。でも地元の住民とお付合いすることで信頼関係も結べますし、もしもの時は助けてもらえるなど強い見方にもなっていきます。都会と田舎を年中行き来していたらこれが結構難しいかもしれません。田舎の人間はそう簡単によそ者を受け入れてはくれませんよ。そのかわり心開いて飛び込んでいけば、きっとみんなやさしく歓迎してくれるでしょう。(まあ、田舎でも口うるさかったり、ちょっと変わり者もいたりするので大変でしょうけど・・)田舎の人と接する、そのヒントは関口さんの列車の旅にもあるかもしれませんね。

ありゃ、なんか話題がタイトルとはだんだん違うものになっちゃったかな・・・

でもこれだけは言わせて・・

これだけ書くと、やっぱり農業は大変。あこがれだけじゃ農村生活できないな~と思われるかもしれません。でも、農業している私達は重労働とか苦労とか収入がなくて大変とかばかり思ってるわけじゃあないですよ。実際、重いものや力のいるところは機械がやってくれるところもあるし、関口さんが大室山ライブのブログで「手軽で便利で簡単」になっても幸せになれてないということをいってましたが、私達はそのおかげで重労働からは解放されてます。仕事も早く片づくので休養がとれます。手軽で便利で簡単がなかったら農家の女性達は救われなかったでしょう・・。

正直、私も農家に嫁いだときは「私は農業と結婚したんじゃあない」と思ってた時期もありました。でもこれまで続けてこられたのは大変な中にも楽しさがあったからです。いえ、大変だからこそ返ってくる喜び・楽しさも大きいのでしょうね。私達の仕事は会社のように与えられた仕事をこなすのではなく、自分たちで選んで、経験と工夫を駆使して自然と闘いながら皆さんの口に入るものを作りあげている仕事です。短期間で何作も作れる作物もありますが、ほとんどは年1作しか作れない、年に一度だけのチャンスをものに出来るかどうかの勝負事をしているようなものです。だから種を蒔くときはいつも、「今年もがんばろう」という気持ちで始め、手間をかけて、収穫したときに「やった~」という満足感が得られたときは何とも言えない気持ちになるのです。しかも外部から認められたらもっとうれしい。私達がカルビーで顔写真入りパッケージを作ってもらった時がまさにこの気持ちで、この喜びが味わいたいがためにまた来年も頑張ろうと作ってしまうわけです。それに、よく我が家に仕事に来る人達が言うことは、自然の中で大声出せるから気持ちいい、ストレス発散になる。どこの職場いっても人間関係や上下関係などでぎくしゃくしているもんだが、ここ(我が家)はそういったことがないのでほんとにホッとするということをいわれます。つまり開放感というか、自由さがきっと感じられるのでしょうね。苦労はあってもそれを越える喜びがあるから農業している人は続けられているのだと思います。

都会の人がいきなり田舎に行って農家なんか出来ないなと思うかもしれませんが、そんなことはありません。私ら農家の嫁はみんないきなり農家にやって来て仕事をしてるんですから。出来るかどうかは、本人の田舎の人と暮らしの中に入って本気でやっていこうという気持ちしだいです。ラジオでは「二地域居住」案が出ましたが、何も初めから農家にならなくても地元の農家で雇われ仕事をしながら、給料をもらいながら農業を勉強して、自信がついたら自分で農業するなり、そのまま給料もらいながら農業に携わっていくという選択も現実としてあることを私は言いたいです。

Westpotatoall3_2 今年の私達のポテチパッケージ用の写真を見てください。年配もいるけど若い人達もたくさんいるでしょう。みんな後継者や従業員達ですが、とってもいい顔しています。大変だけれども楽しみを見つけながら仕事をしている顔です。実際にこんなふうに頑張っている若者もいるわけで、決して悲観的なことばかりじゃないことを皆さん知ってください。

・・と。エコとは関係ない蕎麦と農業の話になってしまいましたが、以外と情報だけで農家の本音のところは知られてないようなのでほんの一部ですが書いてみました。なんかたまに書いたらえらく長文になってしまったな~

しっかし、BBSでレポート書いてる「なみこ」さんとやら。ほんとにマメで、言葉の表現もうまい方ですね。私なんかここ書くのに1日かけてるのに、彼女はその日のウチに書いてしまうんですから・・。私のこのブログなんかは見てないとは思いますが・・、ホントにご苦労様といいたいです。

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