ミステリーバスツアー
京都から帰った十日後、私は近所の同年代のお仲間(十数人)と、今度はバスツアーに出かけました。
たまには羽のばしたいねという話からはじまり、みんなで積立貯金をして、ある程度貯まったところで出かけようという旅仲間です。
私にとってはツアーというのも初めてでしたが、今回の旅はなんと、行き先知らずのミステリーツアー。でも、こんな旅も時にはいいのかもしれませんね。
先に渡されたパンフレットにあるヒントでは・・・
- 新車バスでのご案内
- 一度は行きたい
寺参拝 - 街中が華やかに賑わう
祭見物 - あったか♪地元の
の振る舞い - 世界に誇る大自然・
の大絶景 - 雪見の露天風呂でほっこり
- 和洋中多彩なバイキングの夕食
- 名社
神社の初詣 - 魚市場通りで海産物の買い物タイム
- 家庭で便利なちょっぴりお土産
- ド~ンと海鮮玉手箱のお土産
これらのヒントから考えられるのは・・まあ北の方だな~ということはわかりました。1泊で雪があるところ・・海産物があるところ・・有名な寺社・・と、行く前にはいろいろ考えてどの辺りか想像をしてみました。東北かな?北陸かな?でも、どこに行くのかわからないので当日の天気も気温もわからなかったので、どんな服装で行けばいいのかがもっとも悩みました。
さて、当日は快晴
の朝。それぞれの集合場所をまわって最後のツアー客を乗せた古河駅からミステリーツアーはスタート。この日乗ったバスは新型のバスで、混合ガソリンで走るエコカーらしいです。なんの混合かというとガソリンと尿素。どんな仕組みかは石油会社の秘密だそうです。バスは国道4号を北上、小山から西方面へ。ここから東北道へ入るか否かでまず方向が決まるのですが・・・バスは佐野ICを通過。ということで、東北方面はナシ。途中、咲き始めた桜の花や、芝桜の咲く公園などが見え、これが伊豆方面だったらあったかいし花見も出来るしいいのにな~でも行く先は寒いとこなんだろうな~とバスの中でみんなと話してました。
伊勢崎まで開通した北関東自動車道にバスは入り、高崎JCTで東京方面へ。これで新潟方面はなくなりました。このまま東京ということもなさそうなので、行き先は長野と断定。思ったとおり、藤岡JCTから上信越道に入りました。じゃ、お寺はきっとあそこだねとみんなだいたい予想がついてきました。
バスは長野ICで降り、釜飯で有名な「おぎのや」さんで昼食。ここで、このツアーのポイント・ひとくち甘酒が振る舞われました。でもちょっとあったかさが足りなかったかな~?
昼食後に向かったところは・・みんなの予想通り「善光寺」。北京オリンピックの聖火リレーが 行われることでちょっと心配されている場所です。よく、「牛に引かれて善光寺」といわれますが・・これはあるお話があって、昔、神仏を崇めない欲張りなおばあさんがいたのですが、ある日おばあさんが洗濯をしていると、どこからともなく牛が現れ、おばあさんが洗濯している布を引っかけて走り去っていったのだそうです。欲張りなおばあさんは布を取りかえそうと牛を追いかけて善光寺まで来てしまいました。そこで牛は消えてしまい、途方に暮れたおばあさんはお寺で一夜を過ごすことに。その夜、夢枕に仏様が現れ、信心のないおばあさんを戒めたというお話だそうです。
この日は吉日だったようで、写真のようにお寺で結婚式を挙げた花嫁姿のカップル
が境内を歩いていました。
次にバスが向かったのは須坂。古い白壁の蔵などが建ち並ぶ町並みでしたが、ここでは旧暦での雛祭りが行われるそうです。最近各地でこういったイベントがありますが(茨城では真壁でやっています)家の中でのことなので表からはその賑やかさはわかりません。
人形博物館で数十段の雛飾りを見てきました。これだけ揃うと華やかで見事というしかありません。ひな人形も昔のものから現代のものまで様々な人形が展示されていましたが、自分たちの子供時代のものや、娘達のころのおひな様などがあり、そうそう、私達のおひな様はこんなだったよね~となつかしく見て回りました。
さて、ここからバスはどちらへ向かうのか・・志賀方面の山が見えるのでそっちの方か?お天気が曇り気味で太陽の位置がわからず、北へ向かってるのか南へ向かっているのかわからず、バスは進みます。いつの間にか冬季オリンピックの会場となったエムウェーブが見えてきて、また長野市に戻ったのだな~とわかりました。ということは西へ向かってる?バスは白馬方面へと走っているようです。
バスは徐々に山深く入っていき、だんだん白いものが見えてくるようになりました。
到着したのは今日の宿泊地。白馬のハイランドホテル。スキーシーズンもほんとに最後という時期で、春スキーを楽しんでいるスキー場も見えました。ここは長野オリンピックのスキージャンプ競技が行われた場所で、あの原田選手がメダルを取って涙したところです。そのジャンプ台も遠くからですが見られました。写真にある真ん中下のところで雪が溶けて台のグリーンの色が見えると思いますが・・・
本日はここで宿泊。部屋は山小屋ペンション風のベッドの部屋。夕食はバイキングでしたが・・期待していたほどの豪華さはなく数も少なめ、味も並程度。でもツアーの値段からいったら妥当かなとも思いましたが・・。それでも温泉と露天風呂
があり、そこから真っ白に化粧した北アルプスがよく見えました。ほんとはみんなと宴会が出来ればよかったのでしょうが、カラオケもないということで・・和室を1室借りてそこで一晩おしゃべりをしてました。でもそこは女の人達。男の人のようにお酒で盛り上がるよりも、おしゃべりだけでも盛り上がる夜のひとときでした。
翌日、前日はガスがかかって山の頂が見えなかったのが、朝には見事なアルプスの山々を見せてくれました。その白さはほんとに眩しいくらい。関東では桜が咲こうとしている暖かい季節に、こんなきれいな景色を見られるとは思いませんでした。8時に出発したバスはこれから数時間かけてある神社に向かうと。あまりに長い時間に途中ウトウトする人もけっこういました。
白馬から小谷村、そして糸魚川に。ここからまた高速に。バスは北陸道を新潟方面へ。今回は旅慣れた方が多かったようで、朝から添乗員に「今日は新潟でしょ。」とつっこみ、添乗員が答えに困っている姿が見えました。バスは数時間かけて新潟・燕三条に到着。ここで名社・弥彦神社に着きました。
越後では「おやひこさま」と呼ばれて、古くから信仰されてきた神社だそうです。
ここに至るまでに大鳥居があったり、背後に弥彦山という山があり、森林公園やスカイラインがあったりと、なんとなく我が地元にある筑波山と似た雰囲気を感じました。万葉集にも歌われている古社というところも筑波神社と似ている感じがしました。
そろそろお腹が・・・と思ったら昼食時間。バスは寺泊に向かい、海鮮市場通りで昼食となりました。昨夜のホテルのご飯はちょっといまいちでしたが、さすが新潟米どころ。魚も新鮮で美味しい昼食が出来ました。(みんな茨城の美味しい米どころに住んでいるのでご飯の味はよくわかってます) 昼食後はショッピングタイム。みんな新鮮な魚介類を買って発泡スチロール箱に入れてもらってました。ただ、ここでツアーに含まれた海鮮玉手箱があったためそれを考慮してのお買い物です。
寺泊を後にして次に向かったのは、三条燕。この辺りは金物、洋食器で有名らしく、道路沿いの外灯や信号、看板等がスプーンやフォーク・ナイフまたはツバメなどの形をしています。この燕市と三条市、ライバル意識が強いそうで、新幹線駅と高速ICの名称をめぐってはもめにもめたらしく、結局新幹線が「燕三条」、ICが「三条燕」に。駅は両市にまたがり駅長室が三条市に。ICは燕市にあるという複雑な関係らしいです。ここで、洋食器の出来る仕組みや販売などする施設によりました。まあ、なんて事はない・・ステンレスのイタをプレスしてスプーンになるまでの行程を実演して教えてくれるわけですが・・ウチの近くにはこんなの作ってる工場があるからな~今さら珍しいものでもなく・・販売されてる商品などを見て回りました。ステンレス製品や包丁など品数は豊富でしたが、地元の大型ホームセンターや金物店でもこの程度ならあるよな~と思い買い物はしませんでした。そば包丁もいいのがあれば・・とも思いましたが・・ネットで探したらもっといいものが買えるよな~
ということで、ここがこのツアーの最後の見学場所。お土産に全員ティースプーンをいただき、後は帰宅するだけとなりました。ここからは湯沢を回って群馬から帰りかな~と思っていたのですが、ここで予想は裏切られ、バスは新潟市へ向かっていきました。??と思っていると、磐越道を通って福島まわりで帰ると添乗員さんの答え。遠回りのような気もするこのルート、時間的には変わらないのだなとわかりました。私達の住むところ(古河)は東北道のICが一番近いからです。今回のツアーのお客さんはほんとに旅慣れた方が多く、(この会社のツアーの常連さんてのもいました)時間もちゃんと守られたので比較的早めに帰宅できました。帰宅時は雨に降られましたが、この2日間天気にはほんとによく恵まれました。
さて、ここでヒントの正解をしますと・・
- 尿素との混合ガソリンを使ったエコカーの新車バスでのご案内

- 一度は行きたい善光寺参り

- 須坂の雛祭り見物

- あったか?(微妙でしたが)地元甘酒の振る舞い

- 世界に誇る北アルプスの大絶景

- アルプス雪見の露天風呂

- 多彩?だったかな?和洋中のバイキングの夕食

- 名社弥彦神社の参拝

- 寺泊の海鮮市場通りでお買い物

- 家庭でベンリ?ティースプーンのお土産

- ド~ンと海鮮玉手箱のお土産(ズワイガニ1,あじとサンマの開き各2,鮭の切り身)
こういうツアーって当たりはずれがあるらしいのですが、このコースで17,980円(土日)ですからわりと格安で楽しめたと思います。まあ、観光客の少ない時期・観光地に客を呼び込めるといった観光業界の思惑もあるのでしょうが・・・・今回はバス
に乗ることが多く、ちょっと微妙だな?と感じるところもありましたが、カニやお魚のお土産
もついたし・・(期待を裏切るサイズということもなかったし)値段からの妥協も考えると、わりとお得な旅だったんじゃないかと思います。いつもは目的を決めて向かう旅が多い私でしたが、初めてのミステリーツアーはなかなか好感触で終えることが出来ました。
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